都内を流れる仙川を歩こうと思い立ち、小金井に向かいました。
仙川は小金井市の北東、小平市との市境付近に端を発し、武蔵野市、三鷹市、調布市と流れ、世田谷区鎌田で野川に合流します。合流した野川は1kmほど先の二子多摩川で多摩川に合流します。
三鷹市内では仙川の直角ターンが数十回あり、市街地を流れる小さな川の姿を表しています。
この日は武蔵小金井北口から上の原通りを通って新小金井街道へ。
新小金井街道を挟んで学芸大の向かいに仙川の上流端があります。
仙川は住宅地を縫うように流れるため、上流では川沿いに道がほとんどありません。
小金井住宅内を流れる仙川。
新小金井街道もそうでしたが、ここでも桜はソメイヨシノではなく、ヤマザクラ。
いずれも高木になっています。
山王稲穂神社。
稲荷神社ではなく、稲穂神社ですが、境内の末社に山王稲荷神社があってややこしい。
百度標
山王稲穂神社の社殿。
大日尊。
大日尊とは何なのか、調べてみましたが知りたい情報が見つかりません。
この付近の仙川は側溝もどき。
小金井市のマンホール。
「小」の字と桜の花弁を合わせたシンボルだと思われます。
北大通りに合流する直前で暗渠になります。
北大通りは「ほくだい・どおり」ではなく「きた・おおどおり」です。
ここで北大通から仙川が顔を出しますが、道が続いていないため迂回します。
大松木之下稲荷神社
大松木之下の稲荷説明版。
大きな松の木の下にある稲荷神社。そのままです。
青面金剛更新塔2基。
左は寛政4年(1792年)とあり、日月(ひつき)、一鬼、三猿(さんえん)という、青面金剛のよくある特徴を備えています。
享和2年の石灯籠(右)には「榛名大権現・大山大権現」とあり、当時の山岳信仰がしのばれるます。左は籠細工職人の灯篭。
木挽(こびき)職人組合が寄進した祠。
上山谷緑地公園
個人の寄付で作られた公園で、果樹が多めです。
園内の様子
ベリーの仲間かな。
フェイジョアの花。
パイナップルグァバとも呼ばれ、おいしい実がなります。
山守神社
浴恩館。
浴恩館は1928年、京都御所で行われた昭和天皇即位大嘗祭の神職の更衣所を、財団法人日本青年館が譲り受けて小金井市に移築したもの。下村湖人が次郎物語の構想を練った場所としても知られています。
梶野分水築樋
築樋の説明版
川を人工的に立体交差させたということか。
桜一之橋
このあとしばらく桜堤団地内の仙川は水を湛えています
桜堤公園
公園の池
公園の名は仙川水辺公園
アカンサス。存在感があります。
この日は亜細亜大まで。
むさしの歴史館に寄って武蔵境駅へ戻りました。